今年の南会津採集大当たり(オオ当り)のチバビさんと
採集の締めくくりをしようと
房総採集に出かけた。
採集日は9月の最終日でもある
9月30日。。。
普通の良い子たちは夏休み気分も抜け、勉学に勤しむ頃だというのに
この二人のおじさんは何を考えているのでしょう。。。
その変な原動力となっているのは東北のオオクワガタがいい感じで
採集出来ちゃったからだ。なんと二人合わせて 1♂9♀。
まだ興奮が冷めやらず、変なモードに入ったままなのである。
まっ、これを正気に戻す採集でもあるのだ。
千葉市を出たのが午後の2時。
取り敢えずは房総中央部のお山へ。
「チバビさん、このあたりは山なのですが、ヒラタもミヤマも採れるんですよ」
とご案内。
明日からは10月。
雑草の勢いもなくなってきているので、いつもは降りない
土手下へ。
太目や細めのクヌギがあり、上部には樹液の染み出た跡や
蜂が舞っていた。
と目の前の樹液を見に樹を登り、そこには何も居ず。
樹の前でチバビはんと話していると、
な、な、なんと目の前に信じられない光景が!!!!
ミヤマクワガタだ。。。
房総のミヤマクワガタの最盛期は6月終わりから7月。
明日から10月に樹液にいるとは
本当に信じられない。
チバビはんと顔を合わせて笑うしかなかった。
どうやら二人の変な引きは続いているようである。
このミヤマを一応ムシケースに収納し、次のくぬぎ林へ。
こちらではコクワがチョロリ。。。
あっ
むむむむむむむむむむむむむっ
なんと
カブトムシである。
まっ、いるって言えばいる方なのかなぁ。。。ミヤマには敵わないかな
次はヨッシーはんと見つけた開拓ポイントへ。
あのマテバシイとクヌギが合体した
マテくぬぎのある林だ。
自分が単独で行ってヒラタ2♂、ヨッシーはんも夏にペアヒラタを見つけている。
さて、どんなものだろう。
夕闇の中、二人別れ、探索。
暫く自由に回ってからマテくぬぎでコクワを引っ張り出す。
「ふじさん、あっちの根元に樹液がありましたよ~」
「えっ、じゃ行きましょう」
「えっと、えっと、ここかな」
「げっ」
ヒラタの♀です。
根元めくれに樹液が滴り、スズメバチにノコギリ♀、そしてヒラタのメスが・・・。
こうなるとここの林はかなりのヒラタポイントと言えそうです。
来るたびにヒラタがいます。
ちなみにスズメバチはもう元気が無くて、よぼよぼ。
怖くありませんでした。
と、ここからまた移動
以前松さんと訪れたニレ林です。
チバビさんはこの夏、5分ほどのお立ち寄りでヒラタ59ミリを引きました。
入れ物もなくマックシェークのカップに入っている写真が
送られてきました(笑)
採れる時はそんなもんです。。。
松さんを案内したニレを覗くと
ヒラタのペアが・・・
チバビはんがやるとメスはポロッ。
♂はゲットしました。
片アゴが欠けていますが、ヒラタはヒラタです。
う~ん
9月30日に
ミヤマ♂ ヒラタ♂♀ ノコギリ♀ コクワ10数頭、カブトムシ1♂
採れすぎである。
「勝ち逃げは嫌だなぁ・・・」
チバビはんのよく使う言葉である。
まっ、でも
この夏も勝ち逃げは嫌だと言って
見たいものである。
読者の皆様、これで2017年の採集記はすべて終わりました。
今年もよろしくお願いします。。。