ふじたいらの道草日記

自由にライターしています。旅、古代遺跡、UFO、大自然、昆虫、地震雲など、いろいろなモノに興味深々。楽しく、不思議でワクワクするようなネタを公開していきたいと思います。

2018年07月

過去に経験したことがない南会津

さぁ、今年も東北でのオオクワガタ採集の季節がやって来た。

今夏一発目は

慣れ親しんだ福島県南会津での採集旅だ。

どれくらい慣れ親しんでいるかと言うと、

最初に行ったのは1994年だから24年目の南会津になる。

この24年間で1年だけ行かなかった年があるので23年通っていることになる。


馴れていれば採れるのかと言えば、

そう甘いものではない。



こちらでの採集は外灯に飛んで来るオオクワガタを採るという不確実な

採集で運や月齢、ライバル、外灯の変化等々、いろいろなモノに左右される。

数年間辛酸をなめたこともある。




そんな中、毎年必ず1頭はしとめる友人のわいわいさんは大したものである。




さて、前置きはこれくらいにして、24年目の南会津採集の始まりとしよう。


2018年7月22日車中一泊採集旅


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つづら折りの道をどんどん進む。



ああ、今年も南会津へ行けるのである。




大自然へ向かうわくわく感はやはり嬉しい。




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    ▲道の駅Tのトマトソフト(300円) ほんのりとしたトマト風味とさっぱりした甘さは暑さにいい




福島県に入ったというのにコチラでの気温は32℃。



暑い・・・





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こんな言葉に頷きながら更に山奥を目指す。

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いつも場所で気温計を見る。

たしか昨年ヨッシーはんとここを訪れた時は25℃。

5℃も高い。



おそらく過去23年間で最高の気温である。




普通は24、25℃だ。




今年がいかに猛暑かが分かる。。。




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    ▲採集前に夜食用のお菓子などを購入する山正。

こちらでは南会津産オオクワガタも販売している。価格はペアで4000円~だ。

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   ▲ブログアップに協力して頂いた山正商店のご主人。


山正ご主人「写真? 撮っていいよ


「うちはよ、私で5代目なんだよ」


「この街道沿いでは一番古いよ、150年くらいやってっかねぇ」


「今年は暑いし雨が降らないねぇ。セミだって鳴かないよ」


「あっ、でも熊はよく出てるみたいだなぁ」と


~~~採集で南会津を訪れた際はお立ち寄りあれ♪~~~




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    ▲尾瀬方面から只見方向に流れる伊南川です。かなり水が少なくなっています。

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    ▲ちょっとした排水部分を見ると虹鱒やヤマメ?が集まっていました。
        水は相変わらず綺麗です。


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▲薄暗くなるまでの間に食事を済ませます。ソースカツ丼(900円)

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    ▲美しい夕暮れの空

もう30度はないと思いますが、まだまだ暑いです。

さて、外灯回りスタート。

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まずはアカアシクワガタから。



時刻は19時55分。

道路の気温計は26℃。




午後7時台でアカアシ1頭のみとは苦戦が予想されます。



過去、南会津でも山形でもそうでしたが、気温が高い日はオオクワガタが採れた

ことがありません。




オオクワガタは他のクワガタとはちょっと違う虫なので

低温とか雨とか条件の悪い方が採れています。




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    ▲キリギリス。桧枝岐や南会津ではキリギリスもよく見かけます。


あるポイントを回ろうと思った時です。

家族採集人らしき人の車が・・・。




ナンバーを見ると千葉県内のナンバープレートでした。




私はその家族のお母さんと息子さんに

「千葉からなんですか?」

「採れましたか?」

「自分も千葉からなんですよ」と声を掛けました。



話してみると、奇遇にもそのご家族はくわ友わいわいさんの知人という事が判明。



「えっ、もしかして、ふじたいらさんですか!!!」



「はい」



「ブログ読んでます~」と二人から握手を求められました。



山形の山間部で出会ったセキネさんの時もそうでしたが、

東北の地で初対面の方から握手を求められるのはビックリしますが、

嬉しくもあり、恥ずかしくもあります。


今後もブログ、ちゃんと書かないといけませんね



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▲ライトに驚いて走るコクワ

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   ▲昔はあまり見なかった外灯なのですが、昨年はここでオオクワ♀採っています。
    LEDが増えて来たため虫たちの飛びが若干変わってきているような気がします。




そう、そうなんです。

南会津の地も外灯が軒並みLED化しています。



LEDでも虫が100パーセント来ないという事はないのですが、

水銀灯やオレンジ灯と比べたらまるで飛来しないと言っても過言ではありません。



ゼロではありませんが、きびし過ぎます。。。




7月初めに、くわ友わいわいさんがオオクワ♀の採集に成功しましたが、

「ふじさん、昨年より更に厳しくなりました」

「今回採れなければ辞めようかと思いましたよ」と伝えて来ました。





それでも飛んで来る外灯もあるわけですから、来たからには諦めずに

回るしかありません。

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▲カブトは5、6頭見かけました。。。
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▲オオミズアオ。これがオオクワ飛来の合図と言う方もいますが、自分の場合はヤママユガです。
    採集人には、それぞれジンクスみたいなものがあるんです。


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▲欄干にうずくまるノコギリ♀

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   ▲土付きコクワ♀

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   ▲中流域の外灯下では時折ガムシが見られます。

   光沢があるので一瞬ドキッとさせられます(笑)

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▲今宵は♀が多いです。こちらはノコギリ♀


では、採集を時系列で

7:55  アカアシ♀

8:12 アカアシ♀

9:04 コクワ♂

9:40 ノコギリ♀

9:51 ミヤマ♂

10:00 アカアシ♀

10:25 コクワ♀

10:35 アカアシ♀

10:50 ノコギリ♀

10:55 ノコギリ♀

11:00 ノコギリ♀

11:01 コクワ♂

0:05 ノコギリ♀

1:00 ミヤマ♀

1:24 アカアシ♀



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で午前2時ごろ終了~

オオクワは採れませんでした~

か~~~ん

ちなみに午前2時の気温計は19℃。

通常は15~16度ですから、やはり南会津としては高いです。

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2018年7月22日

外灯回り成果

アカアシ 5♀♀
コクワ  2♂♂1♀
ノコギリ 5♀♀
ミヤマ  1♂1♀
(すべてリリース)

おまけ画像↓

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昨年オープンした道の駅・桧枝岐です。こちらではお土産を買いました。

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   ※今年は高温も異常ですが、そのせいなのか否かは分かりませんが、非常にアブが多いです。
   この小さめのアブの他、スズメバチによく似ている牛アブも多いです。

   どのくらい多いかと申しますと、例年はヒメオオクワのルッキングなどで道際の柳を低速走行していますと
   アブの5匹くらいは集ってくるのですが、今年は有に50匹くらいが車に集ってきます。私はそれほどアブは
   苦手ではないのですが、さすがに50匹も来ると窓を開ける気にはなれませんでした。

   桧枝岐の温泉でもそうです。露天風呂だと数匹のアブがいるのは当たり前でお湯掛け攻撃で
   撃退出来て大した話しではないのですが、今年は次々に集ってきます。ゆっくりと露天風呂に
   浸かれないので内湯のみ楽しみました。

   時期にもよると思いますが、お気をつけ下さい。

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           採れなくても山葡萄ソフトでエンディングです。


  次の東北採集は秋田を目指します。

 お楽しみに~♪


素敵なかき氷

先日の取材で

今まで食べたことのないような

素敵なかき氷を頂きました。

詳しくは7月21日発売の千葉県情報誌「ぐるっと千葉」

読んで頂くか

「山里のかき氷 山猫」

を検索して見てください。

行列必至です

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         千葉県いすみ市産のアロマレッド 人参みるく(小500円)

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         千葉県睦沢町産バナナみるく (800円)

6月ラスト採集

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この日は、以前お世話になった社長さんからの

頼まれ仕事。


気温32℃の中の外仕事を終え、

バテバテの体を引きずるように1時間かけて千葉県東部の

ポイントへ。



湿気も気温もあるのでいい条件(クワガタには)と思いましたが、

現地の樹液にはカブトムシ多数。



しかも♂が多い。

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これではヒラタやコクワに勝ち目はなく。

なかなか姿が見えません。


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▲ノコギリクワガタの♀ ノコの勢力拡大です。


「あぁぁぁっ、せっかく来たのに今日はヒラタボウズか・・・」

とラストに近い樹液ポイントへ。

「なんだよ、コクワばかりか・・・」


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▲一瞬ヒラタ♀に見えましたが、コクワちゃんでした。。。





でも一応ライトでくまなく見回ります。



「うん?」

頭上3メートルの横穴からアゴだけのぞかせるヤカラが1匹。

ヒラタの顎です。




この展開では脚立なんぞを用意する暇はありません。





すぐさまヒラタ顎の横に竿にくくりつけた掻き出し棒を差し込みます。

ヒラタは急いで潜ろうとします。





私は以前何度かやった情熱大陸という技を使います。

情熱大陸とは葉加瀬太郎氏がバイオリンを弓で素早く弾くように

掻き出し棒を休むことなく穴クワガタの横で弾き続けるのです。




ようはクワガタに逃げる動作を与えず、
ひるんだ隙に掻き出すのです。



なんとクダラナイ技なんでしょう・・・デレデレ







今回は20回ほどの情熱大陸弾きでヒラタが飛び出て来ました。



無傷の新成虫。



上手く弾くことが出来ました。



47ミリと小ぶりですが形もなかなかいいので持ち帰りです。

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さて、7月に入りました。

東北採集の幕開けでしょうか。。。

皆さんからの灯下採集報告が楽しみです。

お互いに頑張りましょうウインク

館山クワガタセンター

先日、館山取材があり、その帰りに

前から気になっている

館山クワガタセンターに寄ってきました↓




富浦から南へ。

館山バイパスの中間、平久里川に架かる平成橋の

すぐ近くにあるラーメン豊楽の二階

にあるのが館山クワガタセンターの店舗である。

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「こんにちわ」と顔を出し、会話。

もしかして、以前習志野クワガタセンターでお会いした

木村さんですか!!!

「はい、そうですよ~」

「昆虫フィールドのゲンゴロウ記事の際、人を紹介してもらった

ふじたいらです」「あの時はありがとうございました」

「あぁぁ、覚えてますよ」

「木村さん、痩せました?」

「ええ、当時より10数㎏は落ちたかなぁ」

久々の木村さんに会えて嬉しいばかりでした。

木村さんは花や昆虫ショップ経営が仕事ですが、それを一歩離れると

本当に虫が好きな人で私はその採集能力に深く敬服しております。

優れた虫目をもった人なんですよ。

大げさに言うと、葉っぱの後ろにいる虫まで見えちゃう、そんな人なんです。

「木村さん、せっかく来たのでブログで紹介させてもらってもいいでしょうか?」

「あぁ、ぜんぜん構いませんよ。どんどんして下さい」

とこんな感じでいろいろな話をしたのですが、それを載せちゃうとブログが終わらないので

後は想像におまかせです。

さて、館山クワガタセンターの店内を写真と説明で紹介しますね。

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       ▲外産から国産までクワカブは50種1000頭以上

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  ▲代表の木村さんです。この方の採集能力の高さには頭が下がります。

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      ▲館山産ヒラタクワガタのワイルドが販売されています。
      もちろん木村さんの自己採集です。

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   ▲5月に木村さんが福島で採って来たゲンゴロウ。

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▲様々な太さの朽木があります。この隣の棚は菌糸ビンコーナー。
ちなみにブロックは1ヶ1000円。

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        ▲BE-KUWAもたっぷりあります。

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      ▲国産では珍しいヒメオオも扱っています。

※木村さんは採集したヒメオオがなぜ
卵を産まないのかをほぼ
解明しました。
詳しくは館山クワガタセンターのページを
よく見てみてくださいませ。


イメージ 10

       ▲かならずクワカブが当たるクワガタ千本釣り
        突然立ち寄る観光客に人気です。

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   ▲こちらにはビンゴくじ。こちらも空クジなしだ。。。

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   ▲この機械でビンゴくじを引きます。

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        ▲番号で商品が変わります。

中は飼育用品がいっぱいありますが、木村さんは採集派なので
夏はクワカブ採集ツアー(有料)を企画。ほぼ定員に達しているみたい
ですが、興味のある方はホームページで確認してみてください。

最後に館山産ヒラタワイルド60ミリをどうぞご覧下さい。
こちらのいた樹の近くの洞にはなんとこれよりデカイ
ヒラタが潜んでいるそうです。

イメージ 15

DATA
館山クワガタセンター
館山市正木787-23
営業・・・平日14時~18時 土日祭11時~18時
休み・・・木曜日
0470-29-7594
↓ホームページ



再会めし

6月28日、内房・君津でくわ友・セキネさんと談笑メシして来ました。

セキネさんと会うのは昨年夏の岩手以来です。

あっと言う間の10ヶ月。

時間の経つのは早いですね・・・

お昼は考えた末、君津の人気蕎麦店「九拾九坊」で

その後はファミレスでクワ話に花が咲きました

君津商工会議所の九拾九坊のページ↓

http://www.kimitsucci.or.jp/kaiinnhp/insyoku/insyoku_28.htm

イメージ 1
           ▲お昼前後は混雑する人気蕎麦店の「九拾九坊」


こちらの蕎麦は旨いのは当たり前。

ですが、穴子天も凄いんです。

絶妙に揚げられた穴子の大きさは有に30センチはあります。

イメージ 2

▲穴子丼セット 1980円(税込)

天ぷらはカラッと揚がり、中の穴子はプリッとしてジヮ~っと旨味が

蕎麦の香りも歯ごたえも文句なしです。


イメージ 3

           ▲オオクワガタからカミキリムシやゲンゴロウまで。採集経験豊富なセキネさん
            の話しに興味津々です。

ちなみにセキネさんは東北6県のオオクワガタは採集済みです。

千葉県でも内房でオオクワ2頭を採集しているそうです。

いるところにはいるもんです。。。

約3時間半に渡って今年のお互いの目標などを話し合って

健闘を称え合いました。

私の今年の目標は秋田オオクワなのですが、そちらの情報もちょろっと

頂きましたよ~♪

3年前に山形奥地の外灯でばったり。話しを交わさなければこの

食事談笑も無かったわけですから、人の縁とは面白いもんです。


さて、そんな楽しいひと時が過ぎ、夕方に差し掛かる時間帯。

「おっ、これはポイントに立ち寄らないと」

夕暮れ前の内房ポイントへ。。。


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   ▲楡とカナブン

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   ▲スズもいますが、カブト虫という大怪獣が出てきているので、かなり少なくなりました。

と、そんな時

藪に覆われた楡に目を移すと


げっ


ヒラタクワガタ!!!


なんだか大きく見えます。


イメージ 6

   ▲慌てて撮っているのでブレました。もう一度撮影してちゃんとした写真もありますが、
   こちらの方が臨場感もあるしポイントの樹が分かりずらくてイイのではと感じこちらを
   採用。。。

このヒラタ、こちらの存在を察知するやいなや縦穴に猛ダッシュ。

そこを掻き出し棒で引っ掛け落としました。


車に持ち帰り、ノギスを当てると

ありゃりゃりゃ~

思った以上に小さくて40ミリ。

イメージ 7


人間の目は優れているので、
望遠にも虫眼鏡にもなる事を
忘れてました

帰り際にこちらの個体はリリース。

この時期、千葉のクワガタたちは少なめです。。。
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