ふじたいらの道草日記

自由にライターしています。旅、古代遺跡、UFO、大自然、昆虫、地震雲など、いろいろなモノに興味深々。楽しく、不思議でワクワクするようなネタを公開していきたいと思います。

2020年08月

秋の気配でも房総ヒラタ~

まっ、まだいるのは分かっているんだけど、


どんな状況なんでしょうかね。








8月24日、編集部帰りに内房のポイントに寄り道して


確認して来ました。







以前もっちゃんパパと採集しに来た木をどれどれと見回します。








なんじゃこの寂しげな樹表は・・・チーン






カブトもスズメバチもコクワもいません。







「えっ、もう終わってる・・・滝汗




「あ、、、き、、、?」




「秋の気配・・・ニヤニヤ



「ええぇぇぇっ、困ったなぁ・・・」



「まだ今年の採集は


やり残したことばかりなのに・・・ニヤニヤ






まっ、一応、くまなくライトを当てて見ていきます。






すると、裏の裏のようなところにノコギリとコクワを発見。


裏の裏は表なのですが、


裏側の見ずらいところみたいな(笑)








824 木更津のこ


とりあえず居てくれて嬉しかったですデレデレ







う~ん、でも今夜の採集は期待薄かも・・・チーン








草を搔き分けながら次の樹液へ!!








まずはそっと赤いライトを照射。





ダメです。





メインの洞二ヶ所の



生命反応がありません。





蜂もいないです。






期待感が薄いので普通のライトを照射します。






すると、幹をコクワ♀がそろりそろり。。。





「うん?」






コクワ♀だろうけど、何となく


ヒラタ♀のような気もする。





私はとりあえずキープして車に戻ったら見る事にしました。







おっ、次は正真正銘のコクワの♂が徘徊中。







「なんかデカイ」






こいつも念のためキープです。







後はいないかな???







さささっ



なんか、眼球の左スミの方で黒い奴が動いた。



「ヒラタかも!!!」








824 木更津ヒラタの洞



私は枝が密集して顔を近付けるのがやっとという洞にライトを照らしてみました。



「います」



「おそらくヒラタ」



そして、まずまずの大きさである事が分かりました。







ただ、そいつは縦型の洞の奥にがっつり体を入れて、


アゴの一部だけが見えています。







チキン野郎さん特製掻き出し棒はアゴには引っかかりますが、


棒が太めなため体の隙間には入りません。






また柔らかな作りなので掻き出しているうちにぐにゃぐにゃに曲がってしまいます。


焦る私!!!




それでも直してトライする事約10分。





これでは無理そうです。





まてよ、チキンさんからは確か細いステンレス製の掻き出し棒ももらったっけ・・・






「う~~~ん、でも車までは有に100メートルはある」





また草の中を進むのか・・・






しばし迷い、冷静になってもう一度洞を覗く。





どうやら奥行きは差ほど無く、アゴ先は見えたままだ。







これならば暫くは洞から出て逃げるという事はない。





面倒くさがらずに車に戻り細めの掻き出し棒をもって


再度洞ヒラタにアタック!!!






こんどは曲がらずにヒラタの体に沿う形で徐々に背中後ろまで


掻き出し部分を滑り込ませることに成功。




824 木更津ヒラタのアゴ

▲ちょこっとだけアゴ先が見えます





カシャカシャカシャ



カシャカシャカシャ


今まで頑として動かなかったヒラタが徐々にこちら側に前進し、


アゴ先が摘める位置まで来ました。







しかし、そんな手前になっても尚も抵抗が続きます。






ビンセットも持ってきたので梃子の原理でグイッとやろうと


するのですが、それこそ梃子でも動きません。






汗はダラダラ、帽子は脱げ、枝先は体に刺さります。





ヒラタは何となくですが、後ろ(奥)には逃げそうもないので、


退路を塞いでいた掻き出し棒をそっと抜き、もう一度横っ腹あたりから


クイッとやってみました。







おっ、おおおおっ、


採れました。







とりあえず採れたら車まで素早く戻ります。








私の習性でしょうかね?









このヒラタを採るまでに約25分もかかってしまいました。






でも採れて良かった。





車内では怪しい♀、デカそうなコクワ♂、手こずらせヒラタを


簡単に確認。






824 車でヒラタ


サイズはまだ計りません。



一つの戦いが終わたので、次に移動します。



824 コクワちょろちょろ



なんと、こちらも


樹液は多少出ているもののカブトはいないし、ノコギリもいない。



寂しい秋口の樹液林の様相。



季節の移り変わりは早いものです。


う~ん、厳しい・・・か・・・



一通り見ましたが、ヒラタには会えず。












隣の市のポイントへ~







「あっ、いるいる」





私は赤いライトで近付き、掻き出し開始。




ちっえー



ヒラタと思ったのはコクワ♂でしたニヤニヤ





 こちらではコクワ♂が更にもう一匹のみ。



「う~ん、厳しいなぁ・・・」






次へ移動します。






ここはちょっと前までわんさかとカブト軍団が群れていたクヌギです。


遠めに見るとカブトは少なそうだったので、


そっと赤いライトで亀裂を見るとヒラタらしき影。







そのまま薄暗い赤光りの中、適当に掻き出し棒を突っ込み、


優しくヒラタらしき影へ。







このヒラタらしき影は仲間に追いやられたとカン違いしたのか、




亀裂からすんなり出てきてくれました。








手に取るとヒラタ君でした。






とりあえず腰ポーチにイン!!








次は明るいライトで全体を見ます。






上の方ではカブトが何匹か活動中。



824 ジャンプかぶと


木くずの詰まった盛り上がりを崩すとヒラタらしき黒い奴が


草むらにダイブ。







暫く探しましたが、逃げられました。







まっ、2♂1♀が採れたので良しとします。






今晩はこんな感じで帰ることにしました。








車内でこの地区のヒラタを計測すると42ミリ。



824 袖ヶ浦ヒラタ42


ここのヒラタは53ミリを持っているのでリリース。






帰宅後、持ち帰りの3クワをよく見てみました。








824 ヒラタ♀アップ


まずは怪しくコクワかヒラタかと思った個体は前脚がしっかりと蟹股に


なっていたので完璧ヒラタ女子でした。


ただ、サイズはミニモニサイズ。



824 ヒラタ♀サイズ


でも、昨年はヒラタ♀を採っていないのでウレシイ出会いには間違いありません。



824ヒラタ♂コクワ大ヒラタ♀


そして、デカコクワかと思ったコクワオスは48ミリ。


デカいと言われるコクワまで、もう少しでした。



手こずらせヒラタの方は50.5ミリ。





千葉県では50を超えれば、まあまあいいサイズなので


手こずった甲斐があったかなって思っています。







824 ヒラタサイズ♂


さぁて、


クワガタ採集シーズンも佳境に入って来ました。


みなさん、悔いのない採集を


ではまた


ヒラタはどこ…? カブトの裏を探れ!!

8月17日、早めに仕事が終わったので、


ヒラタでも採ろうと九十九里平野へ。









車を走らせらながら、ふと


もっちゃんパパのことが思い浮かんだので


「仕事が終わった後にでも採集しませんか?」とLINE。






7時ごろなら現地に行けますと返信が来た。








もっちゃんパパは虫に関しては行動力をかなり発揮出来る方なので、


こちらも遠慮なく急なお誘いをする。







くわ友のチバビさんもそうだが、もっちゃんパパも思い立ったら吉日、


先日も南会津まで仕事終わりに行ってしまった、


そんなクワエネルギーのある人なのだ。






(ちなみにその時の南会津は土砂降りで何も出来ずに

帰って来たそうです笑い泣き)



さて、ヒラタ狙いの採集は決まった。





でも、待ち合わせまでは時間がある。






それまでの間、ヒラタを採った事の無い地域での新規開拓だ。





いくつかの候補地を探索しながら


とある森に着いた。





平地に続く林密集地だ。






道脇にはクヌギやコナラがポツリポツリ。







蚊に刺されながら網とライトと掻き出し棒を持って林の中に入る。








ボコボコになった樹もそれなりにあって、ヒラタがいてもおかしくない。







しかし、いるのは蝶々のみ。






やはり、この地域も今年の傾向、


虫が激減しているのだろうか・・・










いや、そんな事はなかった!!





カナブン、ノコギリ、コクワがチョコチョコ付いている。






ただ、樹が違ったのである。









この林で虫を呼んでいた樹はクヌギでもコナラでもニレでもなかった。






クワガタの採集樹としてはあまり見ないシラカシ。







新ポイント 1

▲トラップもあった




おそらくシラカシだと思いますが、違っていたら「違っているよ」と教えてください。






その幹のところどころから樹液が垂れている。






しかも、この林では1本だけでなく4本ほどのシラカシすべてが虫を呼んでいるのである。






今までいろいろな樹でクワガタを採って来たがシラカシは初めてだ。








新ポイント 5

▲根っこの部分にノコギリ




周りにクヌギ、コナラもあるのにも関わらず



シラカシなのだ。






同じ千葉県内でもこんな違いがある。



ちょっと衝撃を受けた。








新ポイント 2

▲目線の高さの小さな洞にコクワ





もっと調査したいところだったが、ここからもっちゃんパパが待つ九十九里平野の


とある施設までは車で1時間近くかかる(ここも九十九里平野だが)。










また機会を探して探索したいと思う。










時刻は午後7時、ギリギリで待ち合わせ場所に着いた。





17 もっちゃんパパ

▲クワガタエナジーを持ったもっちゃんパパ



さて、久々に合同採集である。






とりあえず車は私のワンボックスを使用。




ソーシャルディスタンスで


後部座席斜め後ろに座って頂き、窓を開けたまま走行。






マスクも車内の時はするように心がけた。





ここから各ポイントを回っては降りの繰り返しなので


車内にいる時間は大した時間にはならないはず。







念のための短時間採集である。







最初のポイントはものの5分。



トベラポイントである。








ここのトベラの樹では過去に数匹のヒラタ♂と1匹のヒラタ♀を採っているが、


今宵はどうだろう・・・






「もっちゃんパパ、なんか乾いた感じですねぇ」


「うーん、そうだねぇ」






次の樹を見に行くと、なんと切られていた。


そして、次のヒラタが付くタブも切られている。





17 きられたタブ

▲切られてもコクワの姿




道かなにかを広げるのだろうか・・・道沿い全体が刈り取られているではないか・・・


土地土地の問題は我々にはどうする事も出来ないが、残念である。







また、ポイントを失った。彼らにすれば生息処を失った事になるわけだから


死活問題だ。彼ら同様、また探すしかないショボーン







「次行きましょうか」






続いては低木ながらも時々ヒラタが付く楡やマテバシイ。






が、しかし、蝶すら飛んでいない。






やはり虫は少ないのだろうか・・・






17 あぶらぜみ



17 トラップ

▲誰かが仕掛けたトラップが寂しげに揺らいでました。っていうか片付けろよプンプン



さて、ここからは暫くニレポイントが続きます。


17 河のそば

▲ノコギリとカブトが何処でもいますね。あと、この

地域に多いのが黒カナブンです。



次のニレ大木を照らすと


やや大きめの♀が這っています。






「もっちゃんパパさん、お願いします~」




しっかりした補虫網を持参のもっちゃんパパに高所の虫は任せます。






17 もっちゃんパパが網で


「採れました!!」


「もっちゃんパパ、コクワですが、デカコクワかもしれないので


虫かごにいれて、後で計りましょう」




「ふじさん、ノコのデカイ奴も入れておきますね」




17 畑のこ








「夜見るとデカイけど、そうでもないのかも~」


「でも、一応入れて置きましょう」



17 夜間撮影



「こちらのニレは昔根元部分でも採った事ありますから・・・」



「ふじさん、下の方にも樹液が垂れて湿っているんだけど、いないねぇ」



「じゃ、もっちゃんパパさん、次はおそらくいると思いますんで、


自分の赤ライトを照らして


から全体を照らしましょう」



「はい」



クワカブを刺激しないように赤いライトを当ててみると



げっ、なんじゃこれっ


「もっちゃんパパ~」


「すげっ、カブト!!!  3密どころじゃないじゃん」




17 かぶと密集

▲このフレームの中にカブトが14匹もいます。



「しかし、ここだけスゲェなぁ」


「自分も写真撮ろう」


「じゃ、私はもっちゃんパパが撮っているところを撮りますね」




17 カブト撮影中


ただ、この樹ではノコギリもコクワもいましたが、


ヒラタ君には出会えませんでした。






やっぱり、カブトが勢力を誇っている間は



ヒラタはどこかに隠れてしまって


ダメなのかなぁ・・・








もう、ここまで何本もの実績ある樹を見ているのですが、


なんとなく採れないような流れです。









ここから何本もの樹液ダラダラのニレを見て行きますが、


やはりカブト、ノコギリの世界。







カブトが樹液を美味しそうに舐めているところから少し離れてノコギリが


樹液を物足りなさそうに舐めています。










「もっちゃんパパさん、なかなかいませんね」


「う~ん、だいぶクワガタが出てきたなぁと


期待しているんだけどいないねぇ」



さて、次のニレへ



「あああぁ笑い泣き






こちらも大きなカブト♂が樹液を独り占めしています。




17 カブトの裏に


ヒラタがいない理由として考えられるのは


カブト勢力もそうなんですが、


昨日まではお盆。






帰省で来た子供やそれに付き合う大人が虫取りをしていた可能性が


大いにあります。







なぜならば、先月無かったはずの踏み跡がたくさんあるのです。






樹の周りの草がきれいになぎ倒されているのです。






まっ、そのおかげで見やすくはなっていますが、期待は薄くなります。







カブトの陣取るニレをもっちゃんパパと前後で挟んで見ます。






カブトを退けると何やら少しだけ後ろで動く影。






「うん!!!」


「もっちゃんパパ、これヒラタでしょ」


「そっちに追いやりますから採って下さい」


「うん、分かった」


「うん、これはヒラタっぽいね」


「写真撮りますよ」



17 かぶとの裏 42ミリ


「うん、ヒラタだ!!!」


「良かったですねぇ~」


「良かった」






とりあえず、目標のヒラタが採れたのでかなり満足。






我々は次のニレへ。







17 カブトの裏につう




「もっちゃんパパ、ここもカブトカブトですね」


「一応、見てください」





頭を突っ込んで♂カブト後ろの小さな洞を覗くもっちゃんパパ。






「なんかいますね」





「どれどれ」





チキン野郎さん特製の掻き出し棒をもっている私が突入。






「なんかヒラタっぽいですよ」





カリカリ、カリカリ、






最後は掻き出し棒と手で手繰り寄せてゲット。



17 二匹目ヒラタ50


「こっちはデカイですよ」


「ホントだ、さっきより大きいわ」


「とりあえず、後で計測しましよう」







そこからも約1時間かけて各所をまわりましたが、


少し大きそうなノコギリを採って今日の採集の夜会は終了。








実はヒラタ♀らしきものもいたのでしが、落として見失いました。







今回、ヒラタがいた二つのケースで考えてみたのですが、


カブト勢力の中でヒラタを探すにはカブト♂近くの


樹の割れ目や隙間、洞を見たら有効なのではと思いました。







ヒラタは平べったいのでカブト♂がいても隙間に入り込めるわけです。







これに比べて立体感のあるボディのノコギリやミヤマはカブト体と


まともブツかってしまいケンカになり追いやられてしまいます。






そして、なぜカブト♂の裏を探すかというと、♀ではあの頭突きが強そうな




小さな頭でヒラタを追いやってしまうし、たとえ近くの洞に隠れていても浅い場合は


カブト♀なら潜り込んで来て邪魔をするからです。






カブト♂は潜り込めませんし、樹にへばりついた平たいクワガタを角で引っ掛けるのは


ノコギリたちよりは簡単ではありません。







まっ、カブト♂は樹液さえ堂々と飲めれば文句


ないのでヒラタにはあまり関心はないのでしょう。






前記したカブト14匹の3密樹液の写真でもよく見ると左下の方で潜って樹液吸っている


コクワ♀のようなものが見えます。




まっ、こういう事なんだと思います。





シーズン真っ只中のヒラタ採集は、


カブト♂の裏を探せです。





さて、採集終了後は車での計測です。





17 計測中のこ



ノコギリは思ったほどの大きさでなく63ミリほどでした。




またコクワ♀は30ミリは無かったのでリリース。





続くヒラタ、まずは最初のやつは42ミリ。




まっ、千葉の普通サイズでしょうか。





では、お次のやや大きい個体は・・・







17 ヒラタ計測


「ふじさん、やっぱこっちは厚みがありますね」


「う~ん、ちょっと待ってよ」


「ちょうど50ミリですね」



「おおおっ、50ミリあれば立派ですよ」


「一時はボウズかと思ったのですが、2匹採れて良かったですよ~」


「ノコだけじゃ寂しいですからねぇ」





と、ここでそれぞれの車でお別れです。






うちにはけっこうクワガタがいるので、


採集品はもっちゃんパパにお願いしました。


17 ヒラタにひき

▲2020年8月17日採集、千葉県北東部産♂42ミリと50ミリ

17 バランスのよい個体

▲バランスのとれたいい♂だと思います。千葉県北東部産50ミリ




やはり採集は採れると楽しいです。


じゃ、そういう事でウインク




昨年採った千葉県産が・・・


グレースケール オオクワ全長

印旛オオ 顔
 
昨年の5月16日、数年ぶりに採集した

千葉県産オオクワガタ。







その個体が同居中のメスにやられてしまった。






実は昨年の採集からしばらく経って

くわ知人より同産地のメスを貸して頂いたのである。





なかなか同じ産地のメスが採れるわけでないし、

とても信用できる方からなのですんなりOK。


私の♂は天然の63ミリ、お嫁さんに来たメスも

限りなく天然に近い。





これで子供が産まれたら、その産地の血統が残せるのである。





ペアリングスタートは6月21日。


「相性が良く、たくさん卵を産んでくれるといいなぁ」


楽しみで仕方がなかった。





7月に入っても餌食いもいいし、期待の出来るペアだった。





そこから約2週間が経った7月13日。





「仲良くやってるかなぁ?」

とケース内を覗いてみると






ゲゲッ


何かの羽が転がっている。




「・・・・・・・・・・・」





「なんの羽???(; ̄Д ̄)」






他に虫は入っていないはずだけど・・・(´・ω・`)





そして、材をどけた私は愕然とした。


な、なんと、


数年ぶりに採った県北の天然オオクワガタの腹は食われ、

下半身はバラバラ・・・( ̄▽ ̄;)!!ガーン







DSC_1090
△頭と胸もばらされていたのでボンドで接着しました。


メスに腹を食べられてしまったのだ。


ペアリング期間は23日。






そんな短い間にやられてしまったのである。






相性が悪かったのだろうか・・・





どうしよう・・・


うちにはもう一匹57.5ミリの県北産がいるが、

この子も相性が悪かったらやられてしまうかもしれない。






追加の花婿を投入する勇気はなかった。






あとは、オスを襲ったメスは卵を産むための蛋白質摂取の

行動だった事を願うのみ。カマキリのメスのごとく。







もし、ペアリングがうまくいっていない場合は

ただ個別飼いをするしかない。






いいフォルムのwildを失った事と産まないかもしれないメス。

その二つは気持ちの上でかなりのダメージとなった。








そこから翌日もその翌日もケースを覗いても産卵の気配は

見られなかった。







やはり、ペアリングは失敗だったのか・・・






それから4日後の事だ。






なんじゃ、こりゃ!!!






ケースを覗くと大変なことになっていた。


猛烈な勢いで2本の産卵木に


メスがかぶりつき、坑道を掘り始めたのだ。







その勢いは産卵木を丸々くり抜こうとするくらい。


木を齧り倒してダムを造るビーバーのようだ。。。


産卵材


少しだけ次世代への希望が湧いてきた。




しかし、時々ある疑似坑道の可能性もあるから100パーセント


喜ぶのは早い。人間で言えば想像妊娠のようなものだ。


けっこうそんな産卵行動もあるのだ。



ただ、希望は持てる。


私はしばらくの間、餌替えだけをして産卵木にはなるべく触れない


ようにしてきた。






その行為から約1か月。




8月13日、お盆の入りの夜、1本だけ材を割ってみる事に。





中心部はきれいにくり抜かれているので、外側を

チョコプラ和泉 元彌のように

そろ~りそろり~と崩してみた(くだらねぇ)。






すると、すぐに食痕が現れ、初令幼虫がこんにちは!!!






印旛CBF1



やったーーーっ


産んでくれている~


オスの命は無駄にならなかった(´∀`*)


とりあえず1本の産卵木から


卵×1
初令×1
2令×3

が取れました。





あと2本埋めてあるので、こちらを開けるのも楽しみである。





今回の件から天然に近いメスはなんとなくだが

勢い(野性)があるように感じた。






これから出来るだけ世代を継いで行きたいと思う。













房総ショボショボ採集第2弾



 810さとやま


さぁて、ショボショボ採集の始まりだよ~!!ウインク






採集人様の中には景気の良い採集報告をされる方が


けっこういらっしゃって、


それはそれで素晴らしいの一言に尽きますOK






ただ、世の中の採集者の中には


そんなヒラタなんて採れないや!!千葉にいるって信じられない!!


とか、


オオクワなんて幻以上の未知のもの!!売ってる奴しか見たことないよ!!


とか、


ミヤマが採れてるだけで十分じゃん!!


とか、


いや、ノコギリだって水牛タイプが採れれば大満足!!


とか、


僕はカブト、赤カブなんて採れたら、それだけで幸せなんだ!!


など


人によって目的種の価値観や採集難易度は様々。








なに?


今日も採集に行ったけど



ろくなもの採れなかったって・・・デレデレ



う~ん、それは可愛そうに。







そんな方には、私のショボショボ採集記を是非読んでほしいおねがい




自分の採集に自信が持てるはずです。







それに採れない時はどう足掻いたって採れないもの。




大事なのは、それでもメゲズニ、心折れずに


また行っちゃう事だと思います。






早い話、クワ馬鹿ですね。。。




さて、それでは「ショボショボ採集記パート2」

をお届けします。













この日は外房でお仕事、いい出会いもあってまずまずの取材が出来ました。




日中の気温は34℃くらい。




もうシャツもビショビショで次の取材に行く前に


クーラーでよく乾かしてから訪問しましたよ滝汗


(汗の目立たない半そで探さないと・・・)






さて、そんな中、帰りは軽く樹液を見て、次は外灯を見ながら帰ります。






薄暮の中、以前ヨッシーさんとヒラタを採った葦林。




最近は採集者が入っていないようで、


葦や草は伸び放題!!!滝汗





自分の身長くらいありますよチーン




810やぶこぎ






しかも目的のヤナギまでは距離のあるところだと15~20メートル(ちょっと盛ってるかも)


でも考えてみて下さいよ、


気温は夕方になっても30℃デレデレ






藪に入るのでウィンドブレーカーを着込み、


未踏の湿地を踏み分けていくんです。







「あぁぁぁ、いやだやだ」


「「「また汗ビショだよ」」」滝汗






でも、ヒラタクワガタがいるかもしれないし、嫌でもそちらを選んでしまうんですよ。


これが・・・




でっ、6本くらいヤナギを見ましたが、写真を撮る気もそがれるくらい


何もいませんでした。






藪こぎする前に分かる方法ないかなぁ~エモドラン~

                         ↑知る人ぞ知る






そんなこんなしているうちに宵闇がやって来ました。




そんなに静まりかえっていませんが、夜のしじまです。





よーーし、今夜はくわ仲間が好成績を残しているコースを走るぞ!!






期待大だ!!!!






810 水銀灯



へぇ~、けっこう水銀灯が残ってるんだなぁ。。。


こちらのコースではLEDが5本くらい続くと1本水銀灯があるって感じで


なかなか良い!!ウインク



810オサムシ

▲緑色のキラキラしたゴミムシ。




まだ暗くなったばかりなので、時々車が邪魔をする。


いい獲物が踏まれないことを祈るばかりだお願い



810 なかなかいい水銀灯


山間部に水銀灯。


古き良き日本の風景となりつつある(笑)


810 ブー♀


と、そんな古き良き外灯下にカブ♀を発見!!


周りを見ると他に2匹のブーちゃん。



「いいぞ、いいぞ」



ポトッ



810 コクワ♂



コクワ♂だ。



岩手採集で教わった光と闇の


ハザマに虫は落ちる。





ちょっと前までいなかったのに車のヘッドライトで光りが乱された途端、


その影響を受けたかのようにコクワ♂が落ちて来た。





まっ、コクワだけど希望は持てる展開だ。





よし、次



川沿いの水銀灯を見上げると夥しい数のコムシ軍団。


810コムシすごし


さらにアップ


810 水銀コムシあちとぷ


これはいい光景だ。


でもないかニヤニヤ


が、しかし、時々カブ♀は見付かるが、クワガタはゼロ。

それでも暫くこの地域を回るがダメ。


走り始めの地域に戻ると810 コクワ♀


コクワ♀発見



そして、



・・・・・





・・・・・・





またまた



810 コクワ♂二匹目


コクワ♂、


約3時間外灯を回りましたが、



コクワ2♂♂1♀と終わりました。



死骸はノコ♀とデカミヤマ♀のみ。。。



ショボイ



ショボすぎる・・・



ダメだこりゃ~~



ガックリしながらも、暫くするとまた行っちゃうんだろうな(笑)


じゃ、そういう事でウインク




1カ月ぶりのオオクワの樹


印旛やぅぐれ


8月1日、関東梅雨明けの日、

千葉北部に住む知人社長の土地の草刈のお手伝い行って来ました。 





暑い中にも時折涼しい風が通り、見上げれば青空と入道雲、

蝉の声も盛んに聞こえ、

「ああ、やっと夏が来たか~」


と気持ちよく仕事が出来ました。







帰り道は、昨年久々にオオクワガタが採れたご神木に

立ち寄りました。





今年はクワ友二人が県北のオオクワガタ採集に成功しています。






オオクワガタの情報は自分が採らなくても

なんだかワクワクして来ます。







それは、クワガタの王様であり、幻とも言われるクワガタだからでしょうか?







しばらくぶりに藪に入り込むと


以前よりもご神木や周りの蔦に勢いがあり、


葉っぱもたくさん茂っていました。






そして、蔦や地面に近い部分には樹液が染み出て、

甲虫たちを呼んでいました。










虫たちの息吹を感じるイイ光景です。






中年少年の意気は上がります(笑)







ゆっくりと上から下までくまなくライトで照らします。









カブちん、コクワ、蝶、なんだか分からない虫も・・・

ですが、本命の姿はありません。








樹の裏に回ってに寄りかかりながら上を照らすと

何やら怪しい影があります










大きさから推測すると






何かのメスのようです。



あやしい影


私は網と竹竿をつなげてそいつにサワサワっと

触れてやりました。





ポロっ



なんか落ちたようですが、網にはいません。







「う~ん」


途中で引っかかったか、隙間に潜り込んだのか・・・







これは面倒ですが確かめなければいけません。








なぜならオオクワガタが採れたご神木だからです。








久々によじ登った高さは地上約4メートル。








体をブリッジのように逸らせながら覗くと

何のことはないカナブンが小枝に捕まっていました。







カナブン、毎年何度かは本命メスやヒラタメスと間違えます。









外灯回りのコオロギみたいな感じですかね。。。








やれやれ、そんな簡単にはいないよなぁ。






千葉の場合は何年も諦めずに通ってやっと手に出来る

希少種なんですから・・・







また、そのうち来ます








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