まっ、まだいるのは分かっているんだけど、


どんな状況なんでしょうかね。








8月24日、編集部帰りに内房のポイントに寄り道して


確認して来ました。







以前もっちゃんパパと採集しに来た木をどれどれと見回します。








なんじゃこの寂しげな樹表は・・・チーン






カブトもスズメバチもコクワもいません。







「えっ、もう終わってる・・・滝汗




「あ、、、き、、、?」




「秋の気配・・・ニヤニヤ



「ええぇぇぇっ、困ったなぁ・・・」



「まだ今年の採集は


やり残したことばかりなのに・・・ニヤニヤ






まっ、一応、くまなくライトを当てて見ていきます。






すると、裏の裏のようなところにノコギリとコクワを発見。


裏の裏は表なのですが、


裏側の見ずらいところみたいな(笑)








824 木更津のこ


とりあえず居てくれて嬉しかったですデレデレ







う~ん、でも今夜の採集は期待薄かも・・・チーン








草を搔き分けながら次の樹液へ!!








まずはそっと赤いライトを照射。





ダメです。





メインの洞二ヶ所の



生命反応がありません。





蜂もいないです。






期待感が薄いので普通のライトを照射します。






すると、幹をコクワ♀がそろりそろり。。。





「うん?」






コクワ♀だろうけど、何となく


ヒラタ♀のような気もする。





私はとりあえずキープして車に戻ったら見る事にしました。







おっ、次は正真正銘のコクワの♂が徘徊中。







「なんかデカイ」






こいつも念のためキープです。







後はいないかな???







さささっ



なんか、眼球の左スミの方で黒い奴が動いた。



「ヒラタかも!!!」








824 木更津ヒラタの洞



私は枝が密集して顔を近付けるのがやっとという洞にライトを照らしてみました。



「います」



「おそらくヒラタ」



そして、まずまずの大きさである事が分かりました。







ただ、そいつは縦型の洞の奥にがっつり体を入れて、


アゴの一部だけが見えています。







チキン野郎さん特製掻き出し棒はアゴには引っかかりますが、


棒が太めなため体の隙間には入りません。






また柔らかな作りなので掻き出しているうちにぐにゃぐにゃに曲がってしまいます。


焦る私!!!




それでも直してトライする事約10分。





これでは無理そうです。





まてよ、チキンさんからは確か細いステンレス製の掻き出し棒ももらったっけ・・・






「う~~~ん、でも車までは有に100メートルはある」





また草の中を進むのか・・・






しばし迷い、冷静になってもう一度洞を覗く。





どうやら奥行きは差ほど無く、アゴ先は見えたままだ。







これならば暫くは洞から出て逃げるという事はない。





面倒くさがらずに車に戻り細めの掻き出し棒をもって


再度洞ヒラタにアタック!!!






こんどは曲がらずにヒラタの体に沿う形で徐々に背中後ろまで


掻き出し部分を滑り込ませることに成功。




824 木更津ヒラタのアゴ

▲ちょこっとだけアゴ先が見えます





カシャカシャカシャ



カシャカシャカシャ


今まで頑として動かなかったヒラタが徐々にこちら側に前進し、


アゴ先が摘める位置まで来ました。







しかし、そんな手前になっても尚も抵抗が続きます。






ビンセットも持ってきたので梃子の原理でグイッとやろうと


するのですが、それこそ梃子でも動きません。






汗はダラダラ、帽子は脱げ、枝先は体に刺さります。





ヒラタは何となくですが、後ろ(奥)には逃げそうもないので、


退路を塞いでいた掻き出し棒をそっと抜き、もう一度横っ腹あたりから


クイッとやってみました。







おっ、おおおおっ、


採れました。







とりあえず採れたら車まで素早く戻ります。








私の習性でしょうかね?









このヒラタを採るまでに約25分もかかってしまいました。






でも採れて良かった。





車内では怪しい♀、デカそうなコクワ♂、手こずらせヒラタを


簡単に確認。






824 車でヒラタ


サイズはまだ計りません。



一つの戦いが終わたので、次に移動します。



824 コクワちょろちょろ



なんと、こちらも


樹液は多少出ているもののカブトはいないし、ノコギリもいない。



寂しい秋口の樹液林の様相。



季節の移り変わりは早いものです。


う~ん、厳しい・・・か・・・



一通り見ましたが、ヒラタには会えず。












隣の市のポイントへ~







「あっ、いるいる」





私は赤いライトで近付き、掻き出し開始。




ちっえー



ヒラタと思ったのはコクワ♂でしたニヤニヤ





 こちらではコクワ♂が更にもう一匹のみ。



「う~ん、厳しいなぁ・・・」






次へ移動します。






ここはちょっと前までわんさかとカブト軍団が群れていたクヌギです。


遠めに見るとカブトは少なそうだったので、


そっと赤いライトで亀裂を見るとヒラタらしき影。







そのまま薄暗い赤光りの中、適当に掻き出し棒を突っ込み、


優しくヒラタらしき影へ。







このヒラタらしき影は仲間に追いやられたとカン違いしたのか、




亀裂からすんなり出てきてくれました。








手に取るとヒラタ君でした。






とりあえず腰ポーチにイン!!








次は明るいライトで全体を見ます。






上の方ではカブトが何匹か活動中。



824 ジャンプかぶと


木くずの詰まった盛り上がりを崩すとヒラタらしき黒い奴が


草むらにダイブ。







暫く探しましたが、逃げられました。







まっ、2♂1♀が採れたので良しとします。






今晩はこんな感じで帰ることにしました。








車内でこの地区のヒラタを計測すると42ミリ。



824 袖ヶ浦ヒラタ42


ここのヒラタは53ミリを持っているのでリリース。






帰宅後、持ち帰りの3クワをよく見てみました。








824 ヒラタ♀アップ


まずは怪しくコクワかヒラタかと思った個体は前脚がしっかりと蟹股に


なっていたので完璧ヒラタ女子でした。


ただ、サイズはミニモニサイズ。



824 ヒラタ♀サイズ


でも、昨年はヒラタ♀を採っていないのでウレシイ出会いには間違いありません。



824ヒラタ♂コクワ大ヒラタ♀


そして、デカコクワかと思ったコクワオスは48ミリ。


デカいと言われるコクワまで、もう少しでした。



手こずらせヒラタの方は50.5ミリ。





千葉県では50を超えれば、まあまあいいサイズなので


手こずった甲斐があったかなって思っています。







824 ヒラタサイズ♂


さぁて、


クワガタ採集シーズンも佳境に入って来ました。


みなさん、悔いのない採集を


ではまた