美しい色・奇妙な色
▲足が金色!!!
昨日は取材で房総中央部から外房方面を
300キロ近く走りまわってきました。
その帰り道、ふと街灯下を見ると
見慣れない虫が落ちていました。
拾い上げて見ると
なんと
キンカメムシの仲間でした。
なんと綺麗な模様と色でしょう。
そいつは残念ながら一晩前に飛んで来たようで、すでに★でしたが、
初めて見た種だったので、ミニタッパーに入れ、持ち帰りました。
帰宅後、調べてみるとそのカメムシの名前は
アカスジキンカメムシ
ミズキやフジ、広葉樹などに付くカメムシで、
臭いはあまりしない種類なのだそうです。
このカメムシの仲間は、日本で最も美しいカメムシと
言われています(ちなみに一番はニシキキンカメムシかな)。
生きている時は、きれいな緑色をしているのですが、
死ぬと黒っぽくなってしまうそうです。
自然という名のアーティストには脱帽です。
この赤ワインのような体色をしているのは、
今年の4月、南大東島で採ってきたダイトウヒラタである。
ダイトウヒラタの体長は大きくても60ミリ位、普通に採れるのは、
せいぜい40ミリ前後である(このペアは37ミリのオスと27ミリのメス)。
日本のヒラタクワガタの中では、かなり小さい亜種だ。
だから、大きくて強そうなクワガタを求める人間には
「なんだ、ダイトウか」
と吐き捨てられる事もある。
が、しかし、私はこのダイトウヒラタのコロコロっとした体型と
ワインレッドに輝く体色がとても好きである
ワインレッドに輝く体色がとても好きである
世界中で南北大東島にしか生息せず、クワガタのエサである樹液を出す樹木が
ないのにも関わらず、長きに渡り累代を繰り返している。
ないのにも関わらず、長きに渡り累代を繰り返している。
このクワたちは、いったい何を食べているのだろう?
そして、樹液酒場がないというのに、オスメスはどこで出会うのだろう?
そして、樹液酒場がないというのに、オスメスはどこで出会うのだろう?
このペアの故郷南大東島は、周囲20.8キロの小さな島ですが、謎がいっぱいなのだ。
こいつはオオセンチコガネといいます。
糞虫の仲間です。
糞虫と聞いて眉をしかめる人もいるかと思いますが、
オオセンチコガネの体の光沢はとても美しく紫色に輝いて魅力的です。
個体差で色も違っていて、奈良公園には瑠璃色に輝くルリセンチコガネという亜種もいます。
糞虫と言われるので、動物の糞に集るものかと思っていたのですが、
私は毎年、クワガタ採集のコナラ樹液でこいつと出会います。
根元部分でしたたる樹液を吸っているのです。
ライトを当てると紫色に輝いてあまりにも綺麗だったので一匹持ち帰り
一週間ほど飼って観察、再び山に放しました。
昆虫ゼリーもちゃんと食べましたよ。
奈良のルリセンチの瑠璃色も一度見てみたいなぁ。
プロフィール
aizufuji0624
最新記事(画像付)
最新コメント
アクセスカウンター
- 今日:
- 昨日:
- 累計:
カテゴリー
アーカイブ
読者登録